滝畑ダム渇水でマイクロ水力発電所が稼働停止 2026年2月12日 >その他
自然の厳しさと、水資源の重要性を再認識する状況に
滝畑ダムは異例の低水位
2025年後半から続く記録的な少雨の影響により、滝畑ダム(河内長野市)の貯水量が急減しています。2026年2月7日時点で、水位はダムの運用上の限界に近い「最低水位(計画堆砂位)」付近まで低下しており、貯水率は19.5%を記録しています。現在、75%という極めて高い取水制限が実施されており、例年にない厳しい渇水状況が続いています。
現在の滝畑ダムの様子です。ダム提体(黄色矢印)に対し、貯水位が著しく低下していることがわかります。
ダムの底から現れたかつての姿
水位の低下に伴い、普段は湖底に沈んでいる石垣のような遺構が姿を現しています。この光景は、現在の少雨がいかに異例であるかを物語っています。
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水力発電への影響:下流2箇所が停止中
DK-Powerが運用している、滝畑ダムの放流水を活用した以下の2つのマイクロ水力発電所は、現在発電を停止しています。
■富田林市 上原減圧水槽マイクロ水力発電所
■富田林市 金剛東配水池マイクロ水力発電所
これらの発電所は、ダムから日野浄水場を経由して送られる水道用水の余剰エネルギー(圧力)を利用して発電しています。しかし、今回の深刻な渇水による取水制限で、発電に必要な流量が確保できないため、安全のために稼働を一時停止する措置をとっています。
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地域への水供給と弊害
幸いなことに、富田林市などの周辺地域では「大阪広域水道企業団」からの受水を増量することで、市民生活への断水などの影響は出ていません。 しかし、クリーンなエネルギーを生み出す水力発電にとっては、天候(降雨)が稼働率に直結するという自然エネルギー特有の課題に直面している状況です。
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今後の展望:恵みの雨を待つ
まとまった降雨によりダムの貯水率が回復し、取水制限が解除され次第、速やかに発電を再開する予定です。
再生可能エネルギーの安定供給には、豊かな水資源が欠かせません。DK-Powerは今後も、地域の水インフラと連携しながら、環境に優しいエネルギーの創出に努めてまいります。

