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静岡市西奈配水場の水力発電で地産地消を >事例紹介

静岡市西奈配水場での水力発電電力は地産地消されます

西奈配水場でのマイクロ水力発電は、静岡市様が進める「エネルギーの地産地消事業」と連携することになっております。

同事業により静岡市様は、エネルギーの地産地消・それに伴う市域経済循環・地球温暖化対策推進・防災機能の拡充・市役所における電力調達コスト削減をはかる予定です。

今回の西奈配水場へのマイクロ水力発電導入では、地球温暖化対策推進はもちろん、エネルギーの地産地消の仕組みも構築いたします。

FIT法改正以降、再エネ電力の買い取り先は「送配電事業者」

西奈配水場へ導入するマイクロ水力発電所でつくられる電力は、固定価格買取制度(いわゆるFIT)で売電いたします。

2017年4月の改正FIT法施行以降、再生可能エネルギーで発電した電気の買い取り先は「送配電事業者」となりました。
電力全面自由化によって、2020年には従来の一般電力会社が「発電」「送配電」「電力小売り」の3事業で分割され、別々の会社になります。(静岡市エリアであれば、中部電力が該当します。)
その中で「送配電事業者」が買い取り義務と接続義務の両方を担うことによって、再生可能エネルギーの供給バランスを安定させることになっています。

マイクロ水力発電所でつくられる電力は、このエリアの送配電事業者である中部電力へ売電いたします。

地域の新電力会社(電力小売り事業者)を介して地産地消

マイクロ水力発電所でつくられる電力を送配電事業者である中部電力へ売電するだけでは、中部電力エリア内のどの地域で消費されているかがわかりません。そこで今回は、静岡市様指定の地域の新電力会社(電力小売り事業者)と契約を別途結びます。その契約は、西奈配水場のマイクロ水力発電所でつくる電力を特定して販売することを承諾するものです。

この承諾の上、静岡市様指定の地域の新電力会社は、発電所を特定した再生可能エネルギー電気を卸供給してもらう契約(再生可能エネルギー電気特定卸供給契約)を送配電事業者との間で結びます。

静岡市様指定の地域の新電力会社は、静岡市様の施設に電力供給しています。これらの契約を結ぶことで、西奈配水場のマイクロ水力発電所でつくる電力を静岡市様の施設で消費していること(エネルギーの地産地消)となります。

水力発電で地産地消のしくみ

FIT法の改正により、FITを利用した再生可能エネルギー電力の地産地消には、こうした方法が採用されるようになりました。

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