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滝畑ダムの取水制限が解除 >事例紹介

滝畑ダム渇水による取水制限

滝畑ダムは、河内長野市の南西部、1級河川大和川水系石川の最上流部に位置し、下流域の洪水調節及び河内長野市・富田林市両市の水道用水の供給等を目的としています。

当社では、滝畑ダムから流下する水道用水を活用して、2カ所のマイクロ水力発電所を設置させていただいております。(富田林市上原減圧水槽マイクロ水力発電所、富田林市金剛東配水池マイクロ水力発電所)

滝畑ダムからの流下を利用したマイクロ水力発電所

2022年は、ダムの水位が低く、2度の取水制限がありました。1度目は4月に取水制限開始水位を下回り、1か月ほど取水制限がありました。2度目は6月から8月にかけての少雨の影響で、貯水率が 40%を下回り、8月1日より第一次取水制限が実施され、さらに水位が低下したため、8月10日からは第二次取水制限が実施されました。

2022年の滝畑ダム水位と上原減圧水槽マイクロ水力発電所の日別発電量推移を示します。取水制限に伴い、発電所の発電量が低下しています。特に2回目に関しては第二次取水制限でさらに水量が低下したため、発電所の発電量も大きく落ち込みました。

滝畑ダム水位と上原減圧水槽マイクロ水力発電所の発電量推移

9月後半の降雨により現在は滝畑ダム水位が256.7mまで回復し、取水制限が解除されました。流量が戻ったため、マイクロ水力発電所の発電量も回復しております。
上原減圧水槽の下流にある金剛東マイクロ水力発電所でも同様に発電量が回復しました。

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